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長い歴史、
守ってばかりじゃいられない!
130年もの歴史のある倉敷帆布、国内帆布の7割を生産する中で、様々な高機能素材の対等から楽観視できない状況がありました。その中で帆布の今後の未来と可能性を考え、想像するという思いから、倉敷帆布の自社製品も製作しており、象徴ブランドとしてIROKHを立ち上げることになりました。

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帆布とは
船の帆の生地として厚手で丈夫な布として作られたのが帆布です。縦糸と横糸を交互に織るシンプルな製法で、おもに体育マットや跳び箱の生地というと想像できるのではと思います。工業、商業用の素材として使われてきた帆布がその素材感を認められバッグなどに用いられるようになったのはごく最近のことです。

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直感ロジカルネーミング
プロジェクト当初のネーミングはIROKA。帆布の安価で素朴なイメージではなく、色気、艶のあるブランドにということでこのネーミングで進んでいたのですが、色々なお話と想いを聞くうちに何か足りなさを感じていました。そのあと全然違うネーミング案なども多く再検討し、行き着いたのがこのIROKH。Identity・Roots・Originality ・Kurashiki Hanpu。と頭文字をとったネーミング。こういうものは直感で思ったことを重要視し、そこからロジック、想いに落とし込むと普通では思いつかなかったような「正しい答え」に繋がることが多いのはいつも面白いなぁと思います。

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新たな可能性は
「今」にはない
素材感あふれる帆布だからこそ、IROKHの開発は難しいものでした。シンプルなバッグではなく、先進的な要素もなくてはいけない。様々な素材や製法を見て回り、帆布の素材感をより豊かに見せる方法。一つ行き着いた手法で言えば、厚手の帆布の触り心地がヘビのウロコのように思えたため、パイソン革でトートバッグを製作、それを劇的な光を当て360度から撮影し、そのまま帆布にプリントしたバッグを製作しました。きめ細やかな素材に綺麗に印刷されたプリントとはちがい、帆布の素朴な風合いがエレガンスな風合いに変化し今までになかったものになりました。


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帆を張り、いざ冒険へ!
歴史もあり、市場もある、もちろん脅かされる新たな素材もありますが、普通にしていてもなくなるわけではない。製品開発やショップを持つということは多額のコストもかかりますし、そこまでしなくてもよいと思うことは帆布だけでなく、どの企業者も思うことでしょう。しかし歴史を築いてきた先代達はきっとそのような守る意識でここまできたわけではなく、きっと常に冒険心を持っていたからこそ長い歴史につながっているのだと思います。そういった意味でこのブランドが新たな倉敷帆布の歴史に組み込まれ、倉敷帆布、そして岡山をより強身をもった文化に変貌していくことを楽しみにしています。
